歯科に関する用語集の一覧です
歯の健康

歯科用語集

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まずは歯の病気について自分で勉強!そのためには、まずは用語から!

セカンドオピニオン

患者が主治医以外の医師に意見を求めること。

一人の主治医に全てを委ねてしまうよりは、幅広く色々な医師に意見を求めた方が、より良い治療法に辿り着ける場合があります。
最終的に決断を下すのは、医師ではなく実は自分自身なのです。その決断を下せるようになるためには、医学を超えた様々な分野の勉強を続けていく必要があります。

歯(tooth 複数形:teeth)

食べ物を噛み砕くための器官。「食べる」という生きるための大事な行為に使われるものですから、常に最善の状態に保ち続けたいものです。

虫歯(う蝕)

予防はブラッシングが基本。歯垢を取り除くことで、原因菌を少なくし、酸が作られることを防ぎます。歯ブラシを基本に、歯と歯の間を磨くデンタルフロスや歯間ブラシ、爪楊枝なども利用。歯垢が固まり歯石となった場合はブラッシングではとれないため、歯科で除去してもらいます。

エナメル質(エナメルしつ Enamel 琺瑯質)

歯の歯冠の最表層にある、生体で最も硬い硬組織。このエナメル質と、象牙質、セメント質、歯髄で歯は構成される。エナメル質を形成するエナメル芽細胞は、歯の萌出時にはすでに存在しないため、一度失われたエナメル質が再生することはない。このため、エナメル質を失った場合、修復治療を行う必要がある。また、エナメル質には神経が存在しないため、破壊がエナメル質のみに限局している場合、疼痛を感じることもない。

自由診療(保険外診療)

高価な入れ歯、歯の漂白、歯列矯正、インプラント等の、健康保険は利用できない診療の事で、治療費は全額患者の自己負担となります。

再石灰化

唾液などの作用により、溶けた歯が補修される現象。

再石灰化を促進するもの:唾液、フッ素、カルシウム、リン酸

歯肉(しにく)歯茎(はぐき、しけい)

口腔粘膜の一部で、歯周組織の一つ。歯の歯根を囲む。歯槽骨を覆い始める部分より根尖側は歯槽粘膜であり、その境を歯肉歯槽粘膜境という。

唾液

pH=7の唾液は、食べ物によって酸性に傾いた口内を中和する働きがあります。
また、食物の停滞を抑え細菌を除去し、カルシウムやリンを補給する事で歯の再石灰化作用を促してくれます。

歯垢(しこう)(プラーク)(Dental plaque)

歯牙表面に付着した粘着性の物体。細菌のかたまりで、虫歯や歯周病の原因になります。

歯石(しせき)(calculus)

歯に付着した歯垢(プラーク)が再石灰化したもので、通常ブラッシングでは除去できません。
放置していると、歯周病の原因になります。

歯垢は歯磨きで取れますが、歯石は自分では取れません!

脱灰

歯のエナメル質や象牙質からリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)の結晶が溶出する現象。

脱灰が進行するとエナメル質に穴が開き、虫歯になります。

歯周病(歯槽膿漏)(ペリオ)(perio)

歯周組織に発生する疾患の総称。

歯肉炎(プラーク性歯肉炎)

歯肉に炎症が起こる病気。

歯周炎(慢性歯周炎)

歯肉炎が進行し、他の歯周組織にまで炎症が起こっているもの。

ペル(Per)(根尖性歯周炎・歯根膜炎)

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)、歯根膜炎(しこんまくえん)

歯の歯根の骨に炎症が発生したり膿ができる病気。

ペルには、急単ペル、急化ペル、慢化ペルなどがあります。

急性:症状が急に起こり、その進み方が速いこと。
慢性:症状は軽いが、治りにくく、経過が長びく状態。

急単、急化、慢化 の違い
急単Per:急性 単純性 根尖性歯周炎
急化Per:急性 化膿性 根尖性歯周炎
慢化Per:慢性 化膿性 根尖性歯周炎

急単(炎症)→急化(化膿)→慢化(化膿が慢性化)

口内炎(こうないえん)(Oral ulcer)

口の中や舌の粘膜に起きる炎症。


ナスは、熱を冷まし痛みや腫れを鎮める働きがあるので、昔から口内炎の特効薬と言われてきました。

歯の詰め物(インレー)(inlay)

保険内
コンポジットレジン(プラスチック)、金銀パラジウム合金、水銀アマルガム


保険外
セラミック、ハイブリッドセラミック(セラミック+プラスチック)、ゴールド(金+プラチナ)


※アマルガムは水銀を含むため、最近は使われなくなっています。

コンポジット・レジン修復法(レジン充填)

歯を削った穴に、歯科用のプラスチックを詰める治療法です。金属のインレーと違い、歯の色に極めて近いので、審美的目的で使用される事もあります。ただし強度や寿命は金属には叶わないようです。

上顎洞=サイナス=副鼻腔

鼻腔に隣接した骨内に作られた4つの空洞。

上の歯と隣接してるので、副鼻腔に炎症が起こると、上顎の大臼歯等に菌が転移し根尖性歯周炎に移行する事があります。
耳鼻科で慢性副鼻腔炎と診断された場合、歯科においても受診を受けた方が安心です。

副鼻腔炎(ふくびくうえん)(蓄膿症)

副鼻腔に炎症がおきる病気。

上顎洞炎(じょうがくどうえん)≒副鼻腔炎 俗称:蓄膿、蓄膿症

上顎洞炎とは「副鼻腔炎」の一種で、鼻の横奥の辺りにある「上顎洞」という骨の中の空洞に炎症が起こっている状態のことです。
上顎洞は鼻の穴と繋がっているので、風邪などで鼻の粘膜に炎症が起きると、それが上顎洞まで波及して上顎洞炎になることがあります。

「鼻性上顎洞炎」と「歯性上顎洞炎」に大別されます。

鼻性上顎洞炎(びせい じょうがくどうえん)

「自然孔」が閉鎖してきてしまい、上顎洞の換気が悪くなり、上顎洞内の排出物も出にくいため、
上顎洞内で嫌気性菌の活動が盛んになり、上顎洞内の粘膜が肥厚し、膿がたまった状態。

歯性上顎洞炎(しせい じょうがくどうえん)

奥歯の虫歯(上顎小臼歯や大臼歯)の歯根の尖に膿がたまり、上顎洞炎の原因となることもあります。

鼻性上顎洞炎の場合、左右の鼻両方に感染することが多いので、片方の鼻のみに症状が現れた場合、通常は 歯性のものを疑います。

「歯科口腔外科」の分野になります。
歯科口腔外科を設けている総合病院を受診されることをお勧めします。

抗生物質(こうせいぶっしつ)(antibiotics)

微生物によって作られ、他の微生物の発育を阻害する物質。抗菌剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗腫瘍剤などとして使用される。

抗生物質の乱用は耐性菌の発現を助長する危険性があるため、処方を控える動きもあります。

エタノール(Ethanol)エチルアルコール(ethyl alcohol) 酒精

殺菌や消毒の用途で広く用いられているアルコールのひとつ。揮発性が強い。

骨造成

足りない空洞の部分に骨を作ること。

骨造成術

サイナスリフト:サイナス=上顎洞

ソケットリフト

骨再生誘導法(GBR)

穿孔(せんこう)(パーフォレーション)(perforation)

歯に穴をあけること。穴があくこと。また、その穴。

ミュータンス菌(Streptococcus mutans)

虫歯の原因となる菌の一種。歯垢を形成する。

歯科保存治療

歯を抜くことなく、いつまでも自分の歯で噛めるように治療を行い、大切な歯を口の中に維持、保存し機能させていくことを目的とした歯科の一分野。

歯磨剤(しまざい)

歯磨きの際に使用される製品。一般的に使用される物はチューブ入りのペーストで、練歯磨剤(練り歯磨き)とも呼ばれている。かつては粉状の歯磨剤を使っていた時期があり、歯磨剤全般を「歯磨き粉」とも呼ぶのはその名残である。歯磨剤は歯ブラシに適量付着させて使用し、歯磨き後は嚥下せずに吐き出す。日本では薬事法により化粧品、薬用化粧品(医薬部外品)に分類されている。

お歯黒(おはぐろ)

明治時代以前の日本や中国南東部・東南アジアの風習で、主として既婚女性、まれに男性などの歯を黒く染める化粧法。初期には草木や果実で染める習慣があり、のちに鉄を使う方法が鉄器文化とともに大陸から伝わった。染料の主成分は鉄漿水(かねみず)と呼ばれる酢酸に鉄を溶かした茶褐色・悪臭の溶液で、これに五倍子粉(ふしこ)と呼ばれる、タンニンを多く含む粉を混ぜて非水溶性にする。主成分は、酢酸第一鉄でそれがタンニン酸と結合して黒くなる。歯を被膜することによる虫歯予防や、成分がエナメル質に浸透することにより浸食に強くなる、などの実用的効果もあったとされる。

EBM(Evidence-based medicine)

「根拠に基づいた医療」のこと。現在自分が入手できる明確な根拠に基づき、患者ごとの臨床状況に対応する医療行動指針。

咬合(こうごう)

上下顎の歯が接触すること。噛み合わせ。

反対咬合(受け口、しゃくれ、下顎前突症)

通常は上アゴの歯が前に、下アゴの歯が後ろになっている噛み合わせが逆になり、下アゴの歯が上アゴにある歯よりも前に突出している噛み合わせの事。

知覚過敏

冷たい飲み物を飲んだ時に「歯がしみて痛い」、と感じる時があります。この場合、実際に歯に損傷があってしみる場合と、損傷が無く、ただの勘違いである場合の二通りがあります。とにかく異常を感じたら、すぐに歯医者さんに行くべきですが、歯科医師から「問題がない」と言われ、その後、実際にしみる痛みを感じなくなった場合であれば、自分の意思で通院を止める事ができます。

歯科助手

歯科診療補助以外の、歯科医院運営の各種補助作業を行う仕事。特に資格は必要ありませんが、日本歯科医師会による認定制度が存在します。主な業務は、受付、器具の清掃・準備、患者の介添、石膏などの練和、などです。

歯科衛生士

歯科助手の業務に加え、歯科治療の補助作業も行う仕事。専門教育課程を修了し、「歯科衛生士」という国家試験に合格する必要があります。歯科衛生士が単独で診断・治療・レントゲン撮影をする事はできません。

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