歯科治療中の注意点について。口ゆすぎ、痛みの耐えかた、身構え方、痛みを軽減する方法 など
歯の健康

歯科治療中の注意点について

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歯科の治療を受ける際の注意点についてまとめていきます。

目次

事前に歯磨き
口ゆすぎ
治療中の唾液をどうするか?
治療中の痛みの耐え方
麻酔注射による痛み
治療中の身構え方
痛すぎる場合の合図
自発的に質問する
治療を受けた後

事前に歯磨き

歯科医院に行く前には必ず「歯磨き」や「うがい」をしておきますが、待合室に洗面台がある医院であれば、待つ間に歯磨きして時間をつぶせます。つまり歯ブラシ持参で出かける訳です。歯磨きすらしていなかったり息が臭いと、治療する医師も嫌な思いをしてしまうでしょうし、洗浄に時間がかかるため、苦しい時間が長くなってしまいますから、あらかじめ自分で口内を十分洗浄しておく必要があります。

口ゆすぎ

治療が開始する前には歯科ユニットに付属の「流し」で再び十分「口ゆすぎ」をしておきます。また治療の合間にも、自発的に「口ゆすぎ」を念入りに行いましょう。麻酔薬や、合成の材料が使用されている型取り素材などは、飲み込んでしまうと良くありませんし、第一気持ち悪くなってしまいます。

治療中の唾液をどうするか?

治療が開始し、口を開けて暫く経つと、自分の「のど」の奥に唾液が溜まってきます。これを歯科の助手さんが「バキューム」という器具を使い吸い出してくれるのですが、何故この行為が必要なのかというと、自分の唾を「ゴクン」と飲み込む時に、頭部が揺れてしまう訳です。そうなると安全な治療ができません。ですから極力、自分で自分の唾液を飲み込まない様にするのが安全です。

しかし常に適切なタイミングでバキューム操作が行われるとは限らず、たまには我慢しなければいけない時があります。この時の対処法としては、のどの奥に唾液がたまってきても「気にしない」が一番です。多少唾液が溜まってきても、精神的な恐怖感を感じているだけで、呼吸を続ける事はできます。

できるだけ頭部が揺れない唾液の飲み込み方:
のどになるべく力を入れず、腹に力を入れて飲み込む方式がお勧めです。これは後述する「治療中の身構え方」とも共通するものです。

治療中の痛みの耐え方

歯の治療とは、なにかしらの痛みを伴うものですが、慣れにより痛みを軽減させる事は可能です。

実は「痛い」と感じるのにも二種類あり、
・精神的に痛い!
・物理的に痛い!

精神的に痛い!と感じるのは、必要以上に恐怖感を覚えて、大して痛くもないのに、それが物凄く痛いと錯覚してしまう事が原因です。また、これから来るかもしれない痛みに対する恐怖心を痛みと勘違いしている場合も多いのです。麻酔をかけていても治療による、ただの振動が恐怖心を誘う場合があります。治療後に振り返ってみると実はあまり痛くなかったな〜なんていう事の方が実は多かったりします。治療中もある程度は心に余裕を持って、流れているBGM音楽を楽しむ位がいいと思います。

物理的に痛い!と感じるのは、本当に痛いからです。麻酔の効き具合により、麻酔をかけていても多少は痛む場合があります。しかし下記の「身構え方」を覚えれば多くの痛みを耐える事ができます。

麻酔注射による痛み

昔は歯科治療の麻酔注射というと、大きい注射器で注射針を深く押し込んで行う、非常に痛いものでしたが、現在では技術が進歩し、軽く一瞬「チクッ」と指す程度ですから殆ど痛みを感じません。場合によっては一体いつ注射したのか気付かない時すらありますから「麻酔注射しますよ」と言われてもビビる必要はなくなりました。麻酔が行き渡ると口内は殆ど何も感じなくなりますから安心して治療を受ける事ができます。無痛治療の技術は日々進歩を遂げています。

治療中の身構え方

下腹部に力を入れて常に身構えておく

いつ何時、痛いシーンに出くわすか解りませんから、歯に治療器具が触れている時間は、常に下腹部に力を入れて身構えておきます。腹筋を引き締める感じです。そして足や肩、首などの、その他の部分は逆に脱力しておきます。これは、変な部位で力んでいると、全身が硬直して、いざという時に逆に危険だからです。下腹部だけに力を入れるのです。そうすると不思議な事に、治療の痛みよりも下腹部分の方に意識がいきますから痛みに意識が向かわなくなります。そして何よりも「気合」が入り「集中力」も高まりますから、治療中に変な動きをして怪我をしてしまうような事もなくなります。

また前述のように、「流れている音楽に意識を集中して注意深く聴く」というのも痛みから意識をそらす良い方法です。大抵は心地よいBGMが流れていますから、夢の国にいるのだ!と思い込んで浸り込む位がBESTです。

看護婦に惚れるっ!

冗談のようで本気のようで冗談ですが、治療中は看護婦さんに大いに恋愛しましょう。そうすると不思議な事に「彼女の前で変な失態を見せられない」「じっとして彼女の治療のお手伝いをせねば!」という、恋愛中特有の恍惚とした気持ちと感情が痛みを大いに和らげてくれる事うけあいです(^^)。主治医は多くの場合男性で、助手は多くの場合女性ですが、とにかく異性の方に恋愛すればいいんです。

痛すぎる場合の合図

治療開始前に殆どの場合、医師から「痛かったら右腕を上げて下さい」という指示がありますが、もし無い場合は自分からそう言いましょう。そうする事で「いざという時でも大丈夫」という心の余裕が生まれます。

治療中に、もし自分の口で「痛い!」と声を発してしまったらどうなるでしょうか?場合によっては怪我をしてしまうかもしれませんから、こういった腕による合図が一番安全なのですね。

さて、痛すぎて治療が進まなくなってしまった場合にはどうなるのか?というと、さらに麻酔を打つ事になります。しかしそういうケースは極めて稀で、施術法を柔らかくするなり方法を変えるなりで対処する場合が殆どです。

歯科の治療の痛みを色々と経験しましたが、口内という脳に近い部分ですので大袈裟に感じるだけで、「物凄い傷み」というものは、そうそうあるものではありません。特に削る時のタービンの「キ〜ン」という音が脳に恐怖感を与えるだけで実際には大した痛みではないのですね。多くの場合、「痛み」とは自分の思い込みが殆どなのです。

自発的に質問する

治療開始前や治療終了後は、担当医師に色々と質問してみましょう。
他に危険な状態の歯はないか?、日常生活における注意点、歯磨きのしかた、などなど・・・。できれば筆記用具を持参して、メモをとっておくと好印象です。医師からしてみれば、やる気のある(治す気のある)患者さんには、それなりの対応、つまり、より良い治療をしてくれるものです。

質問する内容を思い付かない場合は、とにかく何でもいいので世間話をしてみましょう。この様にして医師と多くの会話を交わす事で、お互いの信頼関係が生まれ、余計な恐怖心から生じる精神的な痛みから開放されます。

治療を受けた後

施術が終了し、薬などを受け取り代金を支払った後は、

・食事は控える
・水以外の飲料物は口にしない
・激しい運動は控える
・入浴は控える

これを最低でも30分以上は守る必要があります。

冷たすぎる・熱すぎる水も控えましょう。

運動や入浴を控えるのは、口内の血流が上昇してしまうのを防ぐためです。

麻酔が効いている場合、30分を過ぎていても、その麻酔が完全に解けるまでは上記を守って下さい。口内の感覚がない状態で事を行う事は非常に危険です。





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