歯の詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)の寿命について掘り下げていきます
歯の健康

歯の詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)の寿命

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詰め物・被せ物の寿命を短くする原因

歯の詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)の寿命

要するに接着剤が大問題!
被せ物や被せ物自体は人工物ですので、金属製であれば、それこそ死後も永遠に持ちますが、自前の歯と人工物を接着している材質の寿命が問題になってきます。この接着剤に損傷を与えるのが、

・振動や衝撃
・急激な温度変化
・酸性物質

などです。これらが「歯の被せ物・詰め物」の寿命を縮める、と考えられます。
「接着剤」をいたわるように意識して日々暮らしていけば、インレーは死ぬまで持つと思います。

急激な温度変化とは?
冷た過ぎる飲み物や温か過ぎる飲み物を飲む行為、
冷た過ぎる飲み物の次にすぐ温か過ぎる飲み物を飲む行為
温か過ぎる飲み物の次にすぐ冷た過ぎる飲み物を飲む行為

著者は実際、ガムを噛んでいる最中に、詰め物が取れました。
ピーナッツをガリガリ食べている最中にも、詰め物が取れました。
そして炭酸飲料を毎日飲んでいる時期にも、詰め物が取れました。
(経験豊富な事を自慢している訳ではあります)(^^)

振動や衝撃が詰め物・被せ物の寿命を短くする

ガムのような粘着性のある食べ物を長期に渡り飲食する事は、詰め物や被せ物を少しずつ浮かし、剥ぎ取っていく行為に繋がります。

強過ぎる歯磨きは、無駄に歯の寿命を短くしてしまうだけです。ごくごく弱い力で歯を磨く事を常に意識しましょう。

顎を左右にガチャガチャと揺らす癖のある人は要注意です!奥歯から損傷していく可能性がありますし、歯並びも悪くなります。

運動する行為は全身で衝撃を吸収している場合が殆どですから歯に影響を与える可能性は極めて低いのですが、筋トレをしながら「歯ぎしり」をしたりする行為は控えましょう。

極端に硬すぎる食べ物が詰め物・被せ物の寿命を短くする

極端に硬すぎる食べ物を長期に渡り飲食する事は、詰め物の寿命を短くする行為に繋がります。「たくわん」程度の硬さであれば問題はありません。

特に酒に酔っている時は、乱雑な飲食をしがちですから、「酒のつまみ」には要注意です。

ピーナッツ、するめ、せんべい、など

酸性物質が詰め物・被せ物の寿命を短くする

酸性の飲み物・食べ物
参考:「主な食品・飲料のpH値

特に水分というものは歯の奥深くまで浸透していってしまいます。つまり歯と人工物との隙間に浸透してしまう可能性があるのです。
炭酸水は飲むのを控えるか、例え飲むとしてもストローを使うこと。

特にコーラとかいった「砂糖入りの炭酸水」は歯にとって致命的です。
レモン水、レモンスカッシュ、レモンサワー、なども控えた方が良いでしょう。

歯と詰め物・被せ物の境目から虫歯に

歯の正常な部分と、人工物との境目から虫歯菌が侵入してくる場合があります。そうなると歯の内部で虫歯が進行していってしまいます。これは人工物や歯が小さく崩れて隙間ができてくる事が原因です。これを防ぐには、「ごくごく弱い力で歯を磨く」しかありません。

参考動画:銀歯の下に虫歯発見!

歯の根っこ自体に原因が

歯の根っこ自体に原因があり、詰め物が取れてしまう事もあります。歯の内部で虫歯や歯周病が進行し、接着剤による接地面が破壊されていくのです。

特に神経を抜いている場合は、全く気付く事無く症状が進行していってしまいます。

でも実は、歯が取れる悪夢を観た事がありませんか?例え神経が切れていても、全身が「第六感」で警告を与えてくれる事があります。歯が取れて歯医者に行く夢を何回も見たとしたら、今、歯のどこかに問題が起きているのかもしれません。そういう場合は何も問題がなくても歯科医院で検査してもらいましょう。内部で進行している虫歯を早期発見するのであればレントゲン検査がいいかもしれません。
さらに確実な早期発見法が、「CTスキャン」ですが、今現在においては非常に高価である場合が多いです。

詰め物・被せ物が取れたらすぐに歯科医院へ!

衝撃が原因で取れてすぐの状態なら、比較的簡単に修復できます。すぐにうがい・歯磨きをして、必ず取れた被せ物を持参してすぐに治療してもらうようにしましょう。

そのためには、自分の住んでいる居住地の近場に、どんな歯科医院があるかを、あらかじめ事前に把握しておく必要があります。

本当の寿命とは?

一般的には人工物の寿命が5〜8年などと記されていますが今実際、私の口の中には10年を経過した詰め物が何本も普通に稼働していますから、実際はもっと長い様です。

詰め物・被せ物はいわば「口の中に爆弾を抱えている」様なものですから、神経質過ぎる位に日々過ごしていく必要があるのですね。

「歯磨きのしかた」の中に「舌を使った歯磨き」などという、誰もが「へ?」と思う様な方法を敢えて加えているのは、実はこの方法が詰め物・被せ物に対し一番負担がかからない歯磨きの方法であると考えるからです。例えば舌がザラザラの猫とかは、歯ブラシは要らないんですね(^^)





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