歯磨きのしかたについて 道具、手順、磨き方などを詳しく解説します!
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歯磨きのしかた

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歯磨きのしかた

目次

歯磨きの道具
歯磨きの手順
ごくごく弱い力で歯を磨く
歯の「汚れを浮かす」テクニック
その他注意点
歯周病は、歯磨きで予防・STOPできる!
歯磨き法
歯を磨くタイミング
歯磨き粉を使わない歯磨き:水と歯ブラシだけで歯磨き
歯磨き粉を使わない歯磨き:石鹸歯磨きと塩水歯磨き
歯磨き粉を使わない歯磨き:米の研ぎ汁で歯磨き
舌で歯を磨く
歯磨きの後にプレーン・ヨーグルト

こんばんは!「歯の健康・歯磨きの仕方」へようこそ!「歯磨き」については「ただなんとなく」ではなく、かなり具体的にその方法を突き詰めておかないと虫歯になってしまうのだと最近ようやく気付きました。調べていく過程で自分でも「目ウロコ」な事実が解りました。これを読んで多くの人は「え?嘘だろう」と思う箇所があるかもしれませんが、私も最初は半信半疑でした。でもこの方法を始めてから虫歯は一本もできておりません。

歯磨きの道具

爪楊枝(つまようじ)
歯ブラシ
歯ブラシを磨く用の歯ブラシ
・歯磨き粉:著者は石鹸を使用
手鏡
糸ようじ
歯間ブラシ
・塩
・コップ(陶器製)

※糸ようじは「コ」の字型の取っ手の先に糸がついたもの、歯間ブラシは細い棒の先に小さいブラシが付いたものです。
※インプラントを装着している人は「インプラント用の歯ブラシ」も患部に使用。
※プラスチック製のコップは汚れが定着してしまい、洗ってもなかなか取れません。陶器製であれば鉄タワシでも洗えます。

え?こんなに道具が必要なの?と驚きの皆様、これが長年虫歯を量産し続けてきた私が辿りついた完璧な装備品の一覧です!どれ一つ欠けても完璧とはいえず、虫歯の発生・進行を許してしまいます。


その他(あまり使わないもの)
デンタルフロス(Dental floss)
洗口液(せんこうえき)(デンタルリンス)(マウスウォッシュ)(口内洗浄剤)

歯磨きの手順

・食後、水で口ゆすぎし、爪楊枝で大体の食べカスを取っておく
・全ての道具を水に漬けて洗う
・手鏡で口の中を見ながら「糸ようじ」で全ての歯間をこする
・犬歯より奥の歯の間は「歯間ブラシ」でこする
・口をゆすぐ
・歯ブラシで歯を磨く
・塩水で口をゆすぐ

ごくごく弱い力で歯を磨く

強すぎる歯磨きは逆効果です。歯周病で弱った歯に衝撃を与えたり、時に詰め物が削れたり取れてしまう場合もあります。

歯ブラシは手で握るのではなく、鉛筆を持つように軽く持ちます。こうすれば無駄な力がかからないので安全です。

弱い力で、歯磨きの回数を多くする、歯磨きの時間を長くする

歯の「汚れを浮かす」テクニック

+

歯のしつこい汚れを取る時は「汚れを浮かす」テクニックを使います。

・歯磨き剤で歯を磨く
・水で口ゆすぎして、食べカスだけを吐き出す
・再度歯磨き剤で歯を磨き、歯磨き剤が付着したまま暫く放置
 →この間に歯の表面に付着した汚れが浮いてきます
・再度歯磨き剤で歯を磨く
・水で口ゆすぎ
・今度は水だけで歯磨き
・水で口ゆすぎ

例えば鍋を掃除をする時でも、しつこい汚れは、いくら力を入れてゴシゴシ磨いてもなかなか取れませんね。でも、洗浄剤にしばらく漬け込んだ後に磨くと、汚れがあっさり取れてしまいます。あの方法は歯にも応用できるのですね。

この方法でなら、歯石になりかけた歯垢でも落とす事が可能です。歯磨き剤が付着したまま暫く放置させておく時間は長い程効果的ですから、10分以上は放置しておきたいものです。洗面台の前で10分間も立ち尽くす必要はなく、その合間にトイレに入ったり、家事や仕事などをして時間をつぶすのがお勧めです。

一番いい方法は、入浴時の最初に歯を磨き、歯磨き剤を付着させたまま入浴し、洗髪、体を洗い、途中にも何度か歯を磨き、風呂から出る最後に口をゆすぐ、という方法です。これですと、20分以上、口内に歯磨き剤が付着していますから、徐々に汚れが浮いてきて、しつこい歯垢でも、あっさり取れてしまいます。

その他注意点

下の前歯の裏側と、上の奥歯の外側は、唾液の出口があるので、歯垢が硬くなり歯石となりやすい部分ですのでより丁寧に磨きましょう。

また、重力の関係により、下あごの歯は、歯垢がたまりやすい様ですから重点的に磨きましょう。

左側部分は右手で、右側部分は左手でと、器具を左右持ち替えて磨けるよう練習しましょう。

歯周病は、歯磨きで予防・STOPできる!

・歯磨き粉を付けずに、歯ぐきをこする。つまり日常でいつでもどこでも磨ける。(調べ物をしながらでも)
・歯ぐきに対し、斜め45度よりも鋭角にブラシを当ててこする。
 (横から水平にブラシを当てると歯の根っこが擦り切れるから)
・歯は1本1本ごとに向きが違うので、それぞれに適切な角度でブラシを当てて磨く。
・歯間ブラシは縦にこするだけでなく、「人」字にこする。(両隣の流れに沿わせる)

※血が出ても気にしない。それは歯周病で汚れた血なのでどんどん出していい。
※軽い炎症を起こしていても気にしない。
※歯ぐきが下に下がっていても毎日ブラシでこすれば歯肉が刺激されて元に戻るそうです。

歯磨き法

スクラビング法

歯ブラシの先端全面を歯の表面に軽く当てて、小さく小刻みに動かして磨く方法。一番推奨される磨き方です。

バス法

「歯と歯の間」や「歯と歯ぐきの間」に歯ブラシ当て、毛先を軽く押し込んで、小さく小刻みに動かして磨く方法。隙間の奥の食べカスまで掻き出す事ができます。

ローリング法

歯肉から歯の先へと、歯ブラシを回転させるようにして磨く方法

動かす方向

横磨き縦磨き円磨き
・横磨き:ブラシを水平に持ち、歯に沿わせた状態で左右にこする
・縦磨き:ブラシを垂直に持ち、歯に90度に立てた状態で前後にこする
・円磨き:円を描くように磨く

※縦磨きには上図の例の他に、ブラシを水平に持ち、口に対して垂直に咥え、ブラシの先を上か下に向ける方式もあります。

毛を使う部位

毛先磨き
・全面磨き:ブラシの先端全面を使って磨く
・毛先磨き:ブラシの角を使って磨く
 ・わき磨き:ブラシの横の角を使って磨く
 ・つま先磨き:ブラシの先端の角を使って磨く
 ・かかと磨き:ブラシの後端の角を使って磨く

歯ごとの磨き方

共通
・歯と歯肉との境目(歯ぐき):毛先磨き(わき磨き)
・かみ合わせの面:横磨き、円磨き
・歯と歯との間:縦磨き(毛先磨き)

前歯
・表:横磨き、円磨き
・裏:横磨き、縦磨き(毛先磨き)

奥歯
・表:横磨き、円磨き
・裏:横磨き、円磨き
・一番奥の奥歯の後ろ:毛先磨き

歯と歯肉との境目(歯ぐき)を磨く時、歯だけを磨くのではなく、歯肉もマッサージする感じで行うと、下がってきていた歯肉が徐々に元の健全な状態を取り戻してきます。

一番奥の奥歯の後ろの付け根部分は、一番難しく忘れやすい部分です。歯ブラシの先端や横腹の角をうまく使い、歯ぐきから歯の側面まで丹念に磨いていきます。

歯を磨くタイミング

特に「酸」の強い飲食物をとった後は、歯の表面が軟らかくなっているので歯磨きにより削り取られてしまいます。
食後すぐは、つまようじや水による口をゆすぎで食べカスを取り除く程度に留め、唾液により口内が中性に戻る30分位の間は、歯磨きを控えましょう。

「食後すぐに歯磨き」とは思い込みだった訳です。しかし昼休みの昼食で、食後30分後に、は場合によっては不可能ですから、トイレに行く時や休憩時間に歯を磨く、という手もあります。

お昼の休憩時間は多くの職場が大体1時間です。外食では無理ですが、お弁当であれば出かける事もなく30分で食べ切ってしまえますから便利ですね。

歯磨き粉を使わない歯磨き:水と歯ブラシだけで歯磨き

多くの人は「歯磨き粉を使わないと歯磨きにならない」と思い込んでいますが、歯科医にこの方法を薦められた事があります。

歯磨き粉を使わない歯磨きの利点
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  • 歯磨き粉の成分により口内の感触が変わる事で歯磨きが不十分でも歯が磨けた気になってしまう、という様な事がない
  • 磨いた後に口をゆすいだ水は、そのまま飲み込めるので、食べカスまで無駄なく食べられる
  • 水を吐き出す必要がないため、わざわざ洗面台まで行かなくても、机の上にコップと歯磨きを置いて、いつでも気軽に歯磨きができる

  • え?口をゆすいだ水を飲み込むの?と抵抗感を感じるかもしれませんが、昨日の食べカスが残っている様な場合でもない限り、気にする事はありません。ついさっき食べた食事の食べカスだからです。普段、頻繁に歯磨きをして歯が綺麗な人であればある程、躊躇なく行えます。食べ物は大事にしましょうね(^^)。

    歯磨き粉を使わない歯磨き:石鹸歯磨きと塩水歯磨き

    石鹸歯磨き塩水歯磨き

    普通の歯磨き粉は、実はあまり良くありません。合成界面活性剤や化学成分が使用されているからです。身の回りの天然成分を利用すれば同じ効果が!
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  • 「つまようじ」や「糸ようじ」、「歯間ブラシ」でゴミを掻きだす
  • 「水」や「糖分が加えられていないお茶」で口ゆすぎ
  • 石鹸歯磨きが安全:天然成分の石鹸で歯磨き。石けん水のpH値は10と高アルカリ性なので安心です。
  • 一回だけ口ゆすぎし、食べカスを吐き出し、また石鹸歯磨き
  • 口内に石鹸水が残ったままの状態でしばらく過ごし、汚れを浮かす
  • 塩水(NaCl)で歯磨き:塩には、浸透圧によって炎症を抑制し、歯肉を引き締める働きがあるので、歯肉炎や歯周病の予防に最適です。
  • 氷を入れた塩水で口ゆすぎ

  • 市販の歯磨き粉を使用して吐き気を感じた事はありませんか?これが嫌で歯磨きが「おっくう」になっている可能性があります。

    「え?石けんで歯磨き?ちゃんとした虫歯予防成分が入っていないから危険じゃないの?」と思われるかもしれませんが、pH値10の石鹸水は口内を中和してくれますし、洗浄力は十分にあります。むしろ化学成分を体内に入れずに済むので安心だったりします。

    歯磨き粉の成分は、どんなに注意しても必ず飲み込んでしまうものです。それが胃まで到達すると、非常に不快感を感じます。しかし油が主成分である石鹸や塩水であれば、限りなく食べ物に近いので不快感は殆どありません。

    氷で冷やした低温の塩水で口内を低温殺菌します。虫歯になりそうな所は、冷たい水を飲むときにしみます。口内は常に体温と同じ高温状態にあるので、冷たい塩水で浸す事により虫歯菌を死滅させます。

    「石鹸・塩水歯磨き」に変えてからは歯磨きが楽しくなりました。気持ち悪くないので一日に何回でも歯磨きできるんです。歯の状態は以前より良好で、以後、虫歯はできておりません。石鹸歯磨き、塩水歯磨きとかは、世間一般的にいえば非常識であると考えられがちですが、私が実際に続け、効果を確認している方法です。一緒に続けていきましょうっ!

    石鹸をよく洗って、歯ブラシで石鹸の腹をこすり石鹸成分を少し付けて歯磨きします。普通の歯磨き粉よりもマイルドで歯を痛めませんから、普段よりも長く慎重に歯磨きできます。

    歯磨き粉を使わない歯磨き:米の研ぎ汁で歯磨き

    米の研ぎ汁は洗濯や食器洗いに使える便利なものですが、これで歯磨きもできるんですね。米の研ぎ汁だけでもいいですが、それに塩を加えて口の中をゆすいだり、歯ブラシに付けて歯を磨く、という裏技があります。

    プレーンヨーグルトで虫歯が予防できる、と以前書きましたが、この米の研ぎ汁をしばらくのあいだ保管し発酵させると、乳酸菌のようなものに変質し、それが口内の悪玉菌を減らしてくれます。プレーンヨーグルトと同じ仕組みですね。

    舌で歯を磨く

    舌を使っても、ある程度歯を磨く事はできます。この場合、舌が歯ブラシ替わり、唾液が歯磨き粉替わりとなります。

    ・舌先で歯の内側や外側の食べカスを拾い集め飲み込む
    ・歯の表面や歯肉を舌先でこすっていく

    慣れてきて舌が器用になってくると、大概の食べカスは取れてしまいます。

    「舌」という有機物ですので、歯の表面を削り取る事もなく安全に歯磨きできます。「どうしても歯磨きできない」という状況であればこの磨き方は有効です。多少みっともない行為ですが虫歯になるよりはマシと考えています。口に手を当てる等がマナーでしょうか。

    自然動物は歯磨きなどしませんが、多分このようにして歯を磨いているのでしょう。特にネコ科の動物は舌がザラザラしていますから、歯ブラシ以上に汚れが落とせるのではないか?と推測しております。

    歯磨きの後にプレーン・ヨーグルト

    前置き:「ストロベリー・ヨーグルト」や「ブルーベリー・ヨーグルト」等は必ず砂糖が入っていますから、逆効果です。逆に虫歯になってしまいます。

    また、同じプレーン・ヨーグルトでも、付いている砂糖の袋をを開けて砂糖を中に混ぜ込んだ物も御法度です。砂糖が全く入っていないヨーグルトでないといけない訳です。

    特に、寝る前に、歯磨きが終わってしばらくした後に、ジャムとかいった糖分が加えられていないプレーン・ヨーグルトを口の中に行き渡らせる様にして食べてから寝ると効果的です。プレーン・ヨーグルトは虫歯になるどころか、唾液の分泌が少ない睡眠中に歯を守ってくれます。この方法を数年間続けていましたが、一切問題はありませんでした。逆に朝目覚めた時の歯と口内の状態は良好で快適でした。

    ベジタリアンやマクロビオティックを実践している人にとって、ヨーグルトは御法度なので、米の研ぎ汁などで代用できます。

    歯ブラシ

    歯ブラシ

    毛先が広がってきたら、こまめに新しい歯ブラシに取り換えましょう。毛先が広がってしまった歯ブラシは歯垢とかいった歯の汚れを除去する能力が新品の60%まで落ち込んでしまいます。4割も能力が衰えてしまうのです!

    多少高価ですが、歯や歯茎を傷つけにくい豚毛などの「天然毛」の歯ブラシがおすすめです。
    天然毛歯ブラシ:馬毛、豚毛、猪毛、竹

    歯ブラシを磨く用の歯ブラシ


    歯ブラシは常に2本以上保有しましょう!歯ブラシを長く使用していると毛の奥にゴミや菌がたまってきます。それを毛の横の方からかき出すために、もう一本、歯ブラシは必要です。つまり「歯ブラシを磨く用の歯ブラシ」です。これは使い古した歯ブラシでもいいです。そのため、古い歯ブラシは捨てずに取っておくべし!です。これは家の掃除などにも使えます。

    家用の歯ブラシ、外出用の歯ブラシ

    「家では歯を磨くけど、外では恥ずかしいから磨かない」という人は実に多いです。実際に色々な仕事をしてきましたが、職場で歯磨きをしている人を見た事は殆どありません。「歯を磨いていると小学生みたいで恥ずかしい」と真剣に考えている人が多いのが実情です。しかしそれでは虫歯が進行してしまいますし、息も臭くなり、いい仕事もできません。特にカレーを食べた後は、臭いに敏感な人なら相手の口臭で解ってしまう様です。歯を磨けば自ずと口臭も無くなります。「職場での歯磨きは社会人のマナーである」を社訓とすべし!です。実際にそうしている会社はかなり優良企業であると考えられます。

    歯ブラシの殺菌

    歯磨き前にコップに水やお湯を入れ、歯ブラシを毛を下にして漬けておきます。殺菌するためです。しかし歯磨き後は「歯ブラシを磨く用の歯ブラシ」でしっかりと洗い水気を切り乾燥させておきます。水に長く漬け込むと逆に水垢が付着してしまうからです。

    手鏡

    歯磨き用の手鏡

    歯磨きをする時に、手鏡を使用する人は殆どいないと思います。しかし、「糸ようじ」や歯間ブラシを使う際に手鏡は絶対に必要です。鏡なしで勘で全ての歯間の位置を探り当てる事ができる人はかなり器用な人だと思います。

    手鏡というと、あの大きいサイズをイメージしがちですが、私は名刺サイズ程度の、ごくごく小さい手鏡を使用しております。それで十分口の中を見渡せます。これなら出先でも気軽に使用できます。

    爪楊枝(つまようじ)

    つまようじ(爪楊枝)

    歯と歯との間、歯肉と歯との間のゴミを掻き出します。歯間ブラシとは違い、歯の裏側から掻き出す事ができ、木製なので歯に優しいのが特徴。著者は使用後には洗って乾かし、先端が古くなってきたら鉛筆のように削って使っています。手に口を当てて使うのがマナーのようです。

    糸ようじ

    糸ようじ

    歯間の汚れ(歯垢、食物残滓など)を清掃する道具。コの字型の取っ手の先に細い糸のついたもの。この「糸ようじ」の事を「デンタルフロス」と呼ぶ場合があります。

    しかし、歯と歯の間が狭い場合、たった1回の掃除で糸が切れてしまう事がありますが、それは糸ようじの糸が太すぎる場合です。その際には裁縫用の細い糸で補修して自作します。

    歯と歯の間が広い場所:歯間ブラシ
    歯と歯の間が狭い場所:糸ようじ
    歯と歯の間が無い場所:自作糸ようじ

    デンタルフロス(Dental floss)

    デンタルフロス

    ナイロンやポリエステルなどの繊維(フィラメント)を数十本から数百本合わせて作られた、歯間清掃専用の細い糸。歯ブラシでは届かない歯間の側面や歯間下の歯ぐきに付いた歯垢を除去し、歯周病や虫歯を予防する目的で使われる。一般的には「フロス」とも呼ばれます。

    歯間ブラシ

    歯間ブラシ

    「糸ようじ」をさらに進化させたもので、細い棒の先のワイヤーに 小さいブラシが付いていて、歯の間の汚れ(歯垢、食物残滓など)をかきだしてくれます。太さが数種類あるようで、最初は歯と歯の間に入らないので、細いタイプを使用します。構造的に強度がありますから、半年以上は持ちます。最初はなかなか入らず、入っても血が出てしまう場合がありますが、あせらず毎日少しずつ続けていくと入るようになってきます。歯肉を痛めてしまいますから、力を入れ過ぎず、ゆっくりと作業する必要があります。犬歯と犬歯の間の歯は、隙間が空いてしまうとみっともないので、「糸ようじ」で歯の間のゴミをかき出します。

    とにかく無理はしない事です。どうしても歯間に入らないようであれば、すぐに諦めて「糸ようじ」で作業した方が安全です。

    洗口液(せんこうえき)(デンタルリンス)(マウスウォッシュ)(口内洗浄剤)

    液状の口内洗浄剤で、口臭を消したり、歯垢や歯周病菌を除去するために用いられます。液状なので、歯と歯の間の奥深くまで浸透しますから効果は絶大ですが、洗口液だけでは歯磨きの代用にはなりません。洗口液で口内を「口ゆすぎ」した後、必ず歯ブラシで歯磨きをする必要があります。歯磨きの代理ではなく、歯磨きの補助として使用するものです。多くの場合、「エタノール(アルコール)」が添加されていますから、車を運転する人は、飲酒検問にご注意下さい。





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